朝日放送テレビ株式会社の朝の情報番組「おはよう朝日です」は、京都府亀岡市との協働で寝具メーカーの技術を活用した、肌触りがよく、軽くて暖かい「究極の"着る"布団」を開発しました。

開発から完成までの様子は番組内で放送し、地元企業のものづくりへの思いやこだわりを発信。完成後は、朝日放送テレビ株式会社運営のふるさと納税サイト「ふるラボ」にて限定返礼品として提供をスタートしています。

開発のきっかけ

京都府亀岡市は京都市の西隣にある自然豊かなまちです。京野菜や亀岡牛、羽毛布団といった名産品があり、ふるさと納税の返礼品として提供しています。しかし、亀岡市自体の知名度が低いこともあり「これぞ亀岡」といったイメージを打ち出せていないという問題を抱えていました。

そこで、朝の情報番組「おはよう朝日です」内のコーナー「ふるさと応援隊」で名品を活用した新たな返礼品を開発し、その様子を番組内で発信することで亀岡市の認知度向上を目指しました。

取り組み内容

ふるさと返礼品の開発にあたった「株式会社京都金桝(以下、京都金桝)」は創業90年、羽毛ふとんを作り続けて50年の老舗寝具メーカーです。生地の裁断から羽毛の吹き込み、縫製まで一貫して行うことができる寝具メーカーは全国でも数が少なく、京都金桝の強みです。

今回開発した「かめかめDownKet オマカセアーレ」はコの字の切れ目が入った特殊な形状で、くつろぎ時間の着る布団として、肩を冷やさない補助寝具として、さらに大判のひざ掛けや子どものおくるみなど、子どもから大人まで幅広く自由に使える商品となっています。

側生地を二重にして肌に触れる外側に綿100%の衣類用の生地を採用することで、優しい肌触りと心地よさを実現しました。伸びやすさの異なる2種類の生地を縫い合わせるために職人が何度も試作を重ね、ようやく完成にたどり着きました。

詰め物にはホワイトダックダウンを90%使用し抜群の保温力があります。さらに、750gという軽量で体への負担が少なく、子どもでも気持ちよく使える商品に仕上がっています。

また、「かめかめDownKet」の裏表には「おはよう朝日です」の大人気キャラクター「ネムりん」のイラストが印刷されています。印刷には「京都金桝」と同じ亀岡市の老舗企業「増田染型株式会社」に協力していただきました。

亀岡市の地元企業と番組がコラボして、「子どもファースト宣言」を掲げる亀岡市にピッタリの家族で使える実用的でプレミアムなふるさと返礼品が完成しました。開発から完成までの様子は「おはよう朝日です」内のコーナー「ふるさと応援隊」で3回に分けて放送。開発や職人の方の思いや苦労、商品の魅力を発信しました。

完成したふるさと返礼品は、朝日放送テレビ株式会社が運営するふるさと納税サイト「ふるラボ」にて限定返礼品として受付を開始しています。

実施効果

2022年12月22日に受付をスタートし、3種類のラインナップのうち数量限定の「かめかめDownKet オマカセアーレ 限定10名様!わしぱんのイラスト付き」はすでに申し込みを終了するなど、ご好評をいただいております。

今後の展開

朝日放送テレビ株式会社では「ふるラボ」や各番組を通じて、ふるさと納税による寄付でまちや事業者を応援し、ご家庭にも笑顔が広がる取り組みに今後も挑戦いたします。

つくり手のものづくりへの思い、こだわりや物語をお届けすることで皆様に第二のふるさとに出会っていただき、まちとひとの繋がりづくりを進めてまいります。